イミダゾールペプチドと自律神経
イミダゾールペプチドと自律神経
イミダゾールペプチドには、自律神経の疲労を改善する効果・効能があります。
自律神経とは、生命活動に必要な循環器や消化器、
呼吸器などの働きを調整するために、24時間働き続けている神経です。
自律神経には、昼間に活発になる「交感神経」と、
夜に活発になる「副交感神経」があります。
この自律神経ですが、不規則な生活や極度の疲労、
ストレスなどによって自律神経が乱れると、様々な不調がでてきます。
◆自律神経の乱れによって起こる疾患
①自律神経失調症
吐き気、多汗、全身の倦怠感、頭痛、肩こり、手足のしびれ、
動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状があらわれます。
②過敏性腸症候群
腹痛をともなう下痢や便秘などを引き起こします。
③神経性胃炎
胃酸が過剰に分泌され、気分が落ち込む、のどのつかえ、
胸やけ、胃痛、胃のもたれるなどの胃炎の症状を引き起こします。
④過呼吸症候群（過換気症候群）
浅く速い呼吸を繰り返す疾患で、動悸、酸欠状態のような息苦しさ、
めまい、手足のしびれや筋肉のこわばりなどが生じます。
⑤メニエール病
内耳のリンパ液の異常により、めまい、耳鳴り、難聴が同時に起き、
ほとんどの場合、強い吐き気や嘔吐をともないます。
イミダゾールペプチドと自律神経の対策
この自律神経の乱れにも、イミダゾールペプチドは効果・効能が期待できます。
イミダゾールペプチドは、特に自律神経の疲労に効果を発揮します。
抗酸化成分で有名なポリフェノールやビタミンCも
自律神経の疲労に効果があるとされていますが、
これらは摂取後数時間しか体内に存在できません。
そのため、自律神経中枢がある脳にほとんど届きません。
つまり、効果があまり見込めないのです。
ところが、イミダゾールペプチドは、これらの成分に比べ、脳まで作用するとされています。
イミダゾールペプチドは体内へ吸収されると、βアラニンとヒスチジンという
アミノ酸に分解され、体の各部位において再合成されます。
この再合成を促す酵素が、脳と骨格筋に豊富に存在するのです。
つまり、吸収されたイミダゾールペプチドは、
脳や骨格筋において再合成され、そこで疲労の回復を行うのです。
イミダゾールペプチドは、脳の自律神経中枢において、
効率的に自律神経の疲労を回復してくれるのです。
ちなみに、健康診断などでは異常無しとされたが、
なんか調子が悪いという人は、結構多くいるそうです。
これは、大抵、自律神経の乱れが原因とされています。
この場合にも、イミダゾールペプチドが良いとされています。